体験レッスンの当日、何をどんな順番でお話しすればいいのか。毎回、なんとなくで進めているけれど、これでいいのかなと思うことはありませんか。
この記事では、ピアノ教室の体験レッスンの流れを、迎えてから見送るまで7つに分けてお話しします。
この記事で分かること
- 体験レッスンの7つの流れと、時間の配分の考え方
- 当日に使える、声かけの文例(今日の流れ・月謝・次の一歩)
- 数字を伝えるときに、気をつけたい順番
先に結論をお伝えします。体験レッスンは、弾くだけの時間ではありません。「ここなら続けられそう」と感じてもらい、おうちで決めるための材料を持って帰ってもらう時間です。
なお、体験レッスンは有料で行う教室も多いので、この記事も、料金をいただく体験レッスンを前提に書いています。
体験レッスンの流れは、7つに分けると迷わない

体験レッスンの流れは、次の7つです。
- ① 迎える
- ② 今日の流れを、先に伝える
- ③ お話を聞く
- ④ 弾く
- ⑤ 今日できたことを、1つ伝える
- ⑥ 月謝と決まりを、紙で渡す
- ⑦ 次の一歩と、返事の期限を伝えて、見送る
時間は、レッスンの長さに合わせて、割合で考えると決めやすくなります。
- 最初の1〜2割は、お話を聞く時間(①〜③)
- 真ん中の6〜7割は、弾く時間(④〜⑤)
- 最後の1〜2割は、振り返りとお金の話(⑥〜⑦)
たとえば45分なら、お話は5〜9分、弾くのは27〜31分、最後が5〜9分です。ぴったり守らなくて大丈夫です。「弾くが中心で、最後にお金の話の時間をとる」と覚えておいてください。
最初の1〜2割は、迎えて、流れを伝えて、お話を聞く
まず、お子さんならお名前を呼んで、あいさつをします。保護者の方には「今日はゆっくりご覧ください」とひとこと添えます。
次に、今日の流れを先に伝えます。ここでいちばん大事なのは、最後にお金の話があることを、先に言っておくことです。先に知っていれば、保護者の方は構えずに、レッスンを見ていられます。
「今日の流れ」を伝える文例です。ご自分の言い方に直してお使いください。
最後に、月謝などを書いた紙をお渡ししますね。
今日は、何も決めなくて大丈夫です」
そのあと、お話を聞きます。保護者の方なら、習わせたいと思ったきっかけ。大人の方なら、習ってみたいと思ったきっかけと、弾けたらうれしい曲です。
聞いたことは、メモしておきます。この言葉は、あとでお送りするお礼の文面に、そのまま使えます。
真ん中の6〜7割は、「できた!」を1つ作る
弾く時間は、むずかしいことをしません。体験レッスンで作りたいのは、「できた!」という気持ちを1つです。
たとえば、お子さんなら、ドの鍵盤を見つけて、1曲のはじめの数小節を弾いてみる。大人の方なら、弾きたい曲に近いものを、むずかしくない形で弾いてもらいます。
できたら、すぐ言葉にします。「いまの音、きれいだったね」と、その場で伝えます。
大人の方は「間違えたらどうしよう」と思っていることが多いので、先に「間違えるところも、練習の一部です」と言葉にしておくと、安心して弾けます。
お子さんの場合は、保護者の方が見ている前で、ほめられる場面があると、おうちに帰ってからの会話もはずみます。
弾き終えたら、保護者の方(大人の方ならご本人)に、今日できたことを事実で1つだけ伝えます。「今日は、ここまで弾けました。次は、この曲の続きに進めます」というように、です。
ここで「いかがでしたか?」とは聞かないほうが安心です。聞かれると、その場で答えを出さなければいけなくなってしまうからです。
最後の1〜2割は、月謝を紙で渡して、見送る

月謝などのお金の話は、口で説明するだけにせず、1枚の紙にまとめて渡します。紙があれば、おうちで読み返せて、ご家族にも見せられるからです。
伝えるときは、かかるお金を先に全部まとめて伝えて、あとから足さないようにします。お休みするときの振替や休会の決まりも、同じ紙に書いておきます。
月謝を伝える文例です。入会金がない教室は、その一行を消してください。
月謝は◇円で、月◇回です。
このほかにかかるのは、◇◇だけです。
入会金は◇円です。
お休みするときの振替や休会の決まりも、ここに書いてあります。
今日は、決めなくて大丈夫です。
おうちで読んで、ご家族と話してくださいね」
数字を言ったあとは、すぐ次の話に進めます。数字のあとの沈黙は、こちらから埋めるようにしてみてください。
最後は、次の一歩と、返事の期限をお伝えします。この2つがあると、おうちで話し合いやすくなります。
◇月◇日の同じ時間を、空けておきますね。
お返事は、◇日ごろまでで大丈夫です。
間に合わなくても、ご連絡くださいね」
そして玄関まで見送って、「今日はありがとうございました」と伝えます。大人の方には、期限を「ゆっくり決めてください」と添えると、急がされている感じがしません。
台本は、一字一句そのままでなくて大丈夫です。守りたいのは、「決めなくて大丈夫」と伝えること、お金の話は「紙で渡す」こと、返事の期限を「急がせない」ことの3つです。
ひとつ、数字の話で気をつけたいことがあります。月謝のほかにかかるお金(教材費や発表会の費用など)があるなら、その場で全部まとめて伝えます。あとから足すと、信頼を損ねやすくなるからです。
まとめ
- 体験レッスンは、7つの流れ(迎える・流れを伝える・聞く・弾く・できたことを伝える・紙で渡す・見送る)で進める
- 時間は、お話1〜2割・弾く6〜7割・お金の話1〜2割が目安
- 最後にお金の話があることを先に伝え、月謝は紙で渡して、「決めなくて大丈夫」と添える
今日やることは、1つだけです。ご自分の体験レッスンの流れを、7つに当てはめて、紙に書き出してみてください。抜けている所が見えてきます。
そして、体験レッスンの当日が終わったあとのお礼や、「検討します」と言われたあとの1通も、あらかじめ形を決めておくと、気持ちが楽になります。
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「やらなきゃ」を、「やれた」に。私は、いつでも先生の味方です。
この記事の文例を、まとめて使える形にしました
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体験の申込みから当日、その後のお返事まで、そのまま使える文例。
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