発表会まであと数週間。プログラムも会場も決まったのに、司会の台本だけが白紙のまま。そんな夜を過ごしている先生は、少なくないと思います。
先に結論をお伝えします。司会の台本は、凝らなくて大丈夫です。「はじめのことば」と「演奏者の紹介」の2つの型さえあれば、当日は読むだけで進められます。
この記事で分かること
- ピアノ発表会の司会で、はじめに言うことばの例文
- 演奏者を紹介するときの型と、1人30秒以内に収めるコツ
- 台本づくりをAIに任せて、先生の時間を取り戻す頼み方
司会の台本は「紙に全部書いておく」だけで半分終わる

発表会の司会には、特別な話術はいりません。大事なのは、言うことを全部、紙に書いておくことです。
その場で思いつくままに話そうとすると、緊張で頭が真っ白になりやすいものです。読むだけで進行できる台本があれば、先生も、お手伝いの方も、安心して舞台のそばに立てます。
司会は、先生ご自身でも、お手伝いの方でも、生徒さんの保護者でもつとめられます。だれが読んでも同じように進むよう、台本は「型」で作るのがおすすめです。
台本に入れるのは、次の4つです。
- はじめのことば(開会のあいさつの前に言うこと)
- 1人ごとの演奏者の紹介
- 休憩のときと、最後のことば
- 閉会のあいさつへつなぐ一言
この記事では、いちばん大事な「はじめのことば」と「演奏者の紹介」の型をお見せします。
そのまま使える「はじめのことば」の例文
はじめのことばには、3つの役目があります。来てくださったお礼、会の始まりの宣言、そして客席へのお願い(携帯電話と撮影)です。そこに、聴く人の気持ちをやわらげる一言を足します。
次の文は、○○のところを入れかえるだけで使えます。ご自分の言い方に直してください。
ただいまより、○○ピアノ教室の発表会をはじめます。
司会は、○○がつとめます。どうぞよろしくお願いいたします。
演奏中は、携帯電話を、マナーモードにしてください。
撮影は、ご自分のお子さんの演奏のみ、お願いいたします。
温かい拍手で、見守ってくださいね。
それでは、はじめに、先生から、ごあいさつをお願いいたします。
「間違えても、止まっても、大丈夫です。その姿もふくめて、今日の音です」という一言を加えるのも、おすすめです。演奏する本人とご家族の肩の力が、すっと抜けます。
最後の「先生から、ごあいさつをお願いいたします」は、次の場面への橋渡しです。ここで司会から先生へ、きちんとバトンを渡します。
はじめのことばが終わったら、すぐに先生のあいさつへ進めるよう、台本の最初のページにまとめておきます。ページをめくる手間を減らすと、当日の動きがなめらかになります。
会場の広さや人数によっては、携帯電話のお願いだけを先に言って、撮影のお願いは受付の紙に書いておく形もあります。ご自分の教室の様子に合わせて、言う順番を入れかえてください。
演奏者の紹介は「型」を決めて、30秒以内に

演奏者の紹介は、発表会のなかで何度もくり返す場面です。だからこそ、型を1つ決めておくと、台本づくりが一気に楽になります。
順番は、お名前、学年、曲名と作曲者、そして一言。この4つを毎回同じ並びにします。
最初の演奏は、○○ ○○さんです。
学年は、小学◇年生です。
曲は、△△作曲「□□」です。
(ひとこと)
それでは、お願いいたします。
演奏が終わったら、「ありがとうございました。もう一度、大きな拍手を」と、短く添えます。
紹介は、30秒以内にします。長くなると、舞台の上の本人が待つ時間が増えてしまうからです。特に小さなお子さんは、待つあいだに緊張が高まります。
ひとことは、プログラムに載せる一言と同じものを使うと、ご家族にも伝わりやすくなります。ただし、司会が読むぶんは20秒ほどに短くしておきます。
休憩のときと、最後のことばも、型を決めておきます。休憩は「ここで、10分間の休憩です。再開は、◇時◇分です。お席にお戻りください」。最後は、出演者への拍手のお願いから、閉会のあいさつへつなぎます。
どれも短い文で十分です。長い文は、読む人も聴く人も疲れてしまいます。
台本づくりは、AIに下書きを頼もう
出演者が12人いれば、紹介文も12人ぶん。お名前、学年、曲名を1人ずつ文に直すのは、案外、時間がかかります。
ここは、AI(ChatGPTなど)に下書きを頼みましょう。先生が用意するのは、出演者の一覧だけです。AIに貼る前に、お名前や連絡先は消すか、「Aさん」のような記号に置きかえてください。次の文の【 】の中を書きかえて貼れば使えます。
発表会の司会の台本を作ってください。
・司会をする人:【先生ご自身】
・出演者:下の表のとおり 【学年/曲名/作曲者/ひとこと】
・入れるもの:はじめのことば、1人ごとの紹介(30秒以内)、休憩のことば、最後のことば
・最後に、緊急のとき(演奏が止まったとき)の一言を3つ付ける。
出てきた文は、そのまま使わずに、声に出して読んでみてください。つっかえる所があれば、先生の言いやすい言葉に直します。曲名や作曲者の名前は、AIがまちがえることがあるので、プログラムと見くらべて確かめてくださいね。
司会の台本は、先生のあいさつ文と、並べて作るとスムーズです。開会のあいさつには、「ご家族へのお礼」「生徒さんへのひとこと」「楽しんでください」の3つを入れると、1分でまとまります。
まとめ
- 司会は、言うことを全部、紙に書いておけば、読むだけで進められる
- 「はじめのことば」は、お礼・開会の宣言・客席へのお願いの3つで作る
- 演奏者の紹介は、型を決めて30秒以内にし、下書きはAIに頼む
今日やることは、1つだけです。最初の演奏者の紹介文を、上の型で1人ぶん書いてみてください。1人ぶんできれば、残りは同じ並びで、すぐに仕上がります。
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