生徒さんの募集を始めようと思っても、いざ文章を書く段になると、手が止まってしまう。「空きがあります」の一言さえ、どう書けば感じよく伝わるのか迷います。そんな日は、書く力の問題ではありません。型が手元にないだけです。
この記事では、ピアノ教室の生徒募集文のうち、空き枠のお知らせと体験レッスンの案内の書き方を、例文つきでお話しします。
この記事で分かること
- 空き枠のお知らせに入れる4つの項目と、そのまま使える例文
- 体験レッスンの案内で、料金と持ち物を正しく伝える書き方
- 空き枠の文をAIに下書きしてもらう、貼るだけの指示文
空き枠のお知らせは、4つの項目だけ書く

空き枠のお知らせは、長く書くほど、読む方が迷います。必要なのは、次の4つだけです。
- いつ空いているか(曜日と時間)
- どんな方に来てほしいか(対象)
- 月謝はいくらか
- どこへ連絡すればいいか
この4つが入っていれば、読んだ方は「自分が行けるか」「いくらかかるか」「どう動けばいいか」が、その場で分かります。
逆に、4つのどれかが抜けると、問い合わせの前に気持ちが止まってしまいます。とくに月謝と連絡方法は、書き忘れやすい項目です。
次の文は、そのまま写して、○○の部分を書きかえて使えます。ご自分の言い方(先生・お名前など)に直してくださいね。
小学生の方も、ピアノがはじめての方も歓迎です。
月謝は○○円です。
ご興味がありましたら、プロフィールのLINEからご連絡ください。
短いですが、4つの項目がすべて入っています。長さは、Instagramの投稿でも、ブログの一段落でも、LINEのお知らせでも、このくらいで十分です。
書く順番も、決めておくと楽になります。最初の1行に「空き」、次に「対象」、そのあとに「月謝」、最後に「連絡方法」です。この順番なら、読む方は上から読むだけで、知りたいことに順番にたどり着けます。
もう1つ、書く前に、空きの曜日と時間を、ご自分の予定表で確かめておきましょう。すでに埋まっている枠を書いてしまうと、あとでお断りの連絡が必要になり、お互いに気まずくなってしまいます。
あおらない言葉で、ていねいに伝える
空き枠を埋めたい気持ちが強いと、つい「残りわずか」「今だけ」と書きたくなります。でも、あおる言葉は、読む方に急かされている感じを与えます。
とくに、はじめて習わせるかどうか迷っている保護者の方は、落ち着いて決めたいものです。ですから、空き枠の文は、事実を静かに並べるだけで大丈夫です。
- 「残りわずか」「今だけ」は使わない
- 「必ず上達します」のような、結果の約束も書かない
- 対象は「歓迎です」と、やさしく開いておく
- 連絡方法は、1つに絞って分かりやすく書く
先生の人柄は、文の勢いではなく、ていねいな言葉づかいから伝わります。静かな文のほうが、長く通ってくださる方に届きやすいと、私は考えています。
「あおらない」ということは、「控えめに書く」ということではありません。伝えたいことは、はっきり書いてかまいません。急かす言葉だけを、静かな言葉に置きかえるのです。
たとえば「今だけ」の代わりに「この時間に空きがあります」と書く。「残りわずか」の代わりに「2枠あります」と、事実を数字で書く。それだけで、文の印象はずいぶんやわらかくなります。
体験レッスンの案内は、料金と持ち物を正しく書く

空き枠のお知らせの次に書くことが多いのが、体験レッスンの案内です。ここで気をつけたいのは、料金です。
体験レッスンが有料の教室なら、「無料」と書いてはいけません。あとで食い違うと、せっかくの信頼が下がってしまいます。料金は、正しく、はっきりと書きます。
そして、持ち物と所要時間を入れておくと、はじめての方も安心して来られます。「何を持っていけばいいのか」は、問い合わせの前に、みなさん気になるところです。
○月の平日と土曜に、30分の体験レッスンを行います。
料金は○○円です。
内容は、先生と一緒に1曲弾いてみるところからはじめます。
持ち物は、なくて大丈夫です。
ご希望の方は、プロフィールのLINEからお知らせください。
持ち物が必要な教室は、「楽譜をお持ちの方は、お持ちください」のように書きかえます。日程と料金は、投稿する前に、ご自分の目でもう一度確かめてくださいね。
体験レッスンの案内は、空き枠のお知らせと一緒に載せても、別の日に載せても大丈夫です。投稿が続けやすいほうを選んでください。
空き枠の文は、AIに下書きしてもらう
空き枠は、いつも同じ時期に空くとは限りません。そのたびに文を一から考えるのは、たいへんです。ここは、AI(ChatGPTなど)に下書きを頼みましょう。AIは「秘書」で、主役は先生です。
先生が用意するのは、空きの曜日と時間、対象、月謝、連絡方法の4つだけです。次の指示文を貼って、【 】の中だけ書きかえます。
レッスンの空き枠のお知らせを、投稿文にしてください。
・空き:【火曜16時、水曜17時】
・対象:【小学生、はじめての方も歓迎】
・月謝:【○○円】
・連絡方法:【プロフィールのLINE】
・決まり:「残りわずか」「今だけ」などのあおる言葉は使わない。
最後の「決まり」の行が、大事なところです。ここに書いておくと、AIがあおる言葉を入れにくくなります。
AIに貼る前に、生徒さんのお名前や連絡先は、必ず消してください。空き枠の文には、お名前は要りませんので、入れなくても使えます。
できあがった文は、下書きとして読みます。そして、日付、料金、時間の3つだけは、AIが間違えることがあるので、ご自分の目で確かめます。最後に、声に出して読んで、言いにくい所だけ直せば完成です。
まとめ
- 空き枠のお知らせは、曜日と時間・対象・月謝・連絡方法の4つだけを書く
- 「残りわずか」などのあおる言葉は使わず、事実を静かに並べる
- 体験レッスンの案内は、料金を正しく書き、持ち物と所要時間を入れる
- 文はAIに下書きしてもらい、数字だけ自分の目で確かめる
今日やることは、1つだけです。いま空いているレッスンの曜日と時間を、メモ帳に書き出してみてください。その4行が、そのまま空き枠のお知らせの材料になります。
この記事で見せた指示文は10本のうちの1本です。同じ形で、レッスンのひとこまや、発表会のお知らせ、おやすみのお知らせなども、貼るだけで下書きができます。
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