ホームページを作った。体験レッスンの案内も載せた。それなのに、申込みも問い合わせも、ぱったり来ない。画面を何度も開いては、閉じる。そんな夜を過ごしている先生は、少なくないと思います。
先に、お伝えしたいことがあります。来ないのは、先生の教え方や人柄のせいではありません。多くの場合、ページの言葉が、はじめて探す人の不安に答えきれていないだけです。
この記事で分かること
- 体験の申込みが来ないとき、まず見直したいページの言葉
- 「体験レッスン受付中!」を、申し込みやすい案内に変える書き方
- 体験のあとの約束と、地図に出る説明文の、そのまま使える例文
申込みが来ないとき、先に見直したいのは「教室側の言葉」

はじめて教室を探している方は、「いい教室かどうか」を見ているわけではありません。その手前に、「私でも、行っていいのかな」「何をされるのかな」という不安があります。
そこにページが答えていないと、読む方は決めきれずに、そっと閉じてしまいます。申込みボタンが押されない理由は、ボタンの位置や色より、手前の言葉にあることが多いのです。
見直すときは、ご自分のホームページを、はじめて来た人になったつもりで、上から下まで眺めてみてください。気になったところには「?」だけ付けておきます。直すのは、そのあとで十分です。
たとえば、先生が毎日見慣れているページほど、「分かっているつもり」で読み飛ばしてしまいます。はじめての方は、先生の頭の中にある教室の様子を知りません。ページに書いてあることだけが、その方にとっての教室のすべてです。
次の3つの場所を、順に見ていきます。
- 体験レッスンの案内ページ
- 体験のあとについての書き方
- 地図に出る教室の説明文と、トップからの道すじ
「体験レッスン受付中!」だけでは、当日の姿が見えない

体験レッスンの案内が「体験レッスン随時受付中!」の一行だけ、というページはよくあります。先生にとっては伝わっているつもりでも、はじめての方には、当日どこへ行き、何をして、いくらかかるのかが、まったく見えません。
人は、様子の分からないところへは、なかなか一歩を踏み出せません。ですから、案内ページでは、当日の姿を先に見せます。
見せたいのは、この4つです。
- どんな方に受けてほしいか
- 当日の流れ(時間順)
- 料金・時間・持ち物
- 申込みの流れ
体験レッスンは、先生の大事な時間を使うものです。料金があるなら、ごまかさずに、はっきり書きます。金額が先に見えているほうが、申し込む方も納得して来られます。
ありがちな書き方と、直した書き方を並べてみます。(架空の教室の例です。○○や◇◇は、先生の教室の事実に入れかえてください)
体験レッスン随時受付中!お気軽にどうぞ。
【直した書き方】
体験レッスン(30分・◇◇◇◇円)
0〜5分 お茶を飲みながら、お話
5〜25分 簡単な曲を、実際に弾いてみます
25〜30分 質問のお時間
楽譜が読めなくても、手ぶらで大丈夫です。
「お気軽にどうぞ」は、どの教室でも言える言葉です。そのかわりに、時間の流れと持ち物という、この教室だけの事実を置きます。それだけで、読む方の頭に当日の様子が浮かびます。
体験のあとの約束を、先に書いておく
もうひとつ、読む方が気にしているのが、「体験に行ったら、断りにくくなるのでは」という心配です。口には出さなくても、申込みの手前で足が止まる理由になりやすいところです。
この心配には、先に答えておけます。体験のあとの扱いを、案内ページにひとこと書くのです。
入会をすすめるかどうか、返事を急がせるかどうかは、先生が決めることです。急がせない方針なら、そう書いてあるだけで、読む方はほっとします。
その場で、入会のお返事はいただきません。
おうちに帰って、ゆっくり考えてください。
見学だけをご希望の方も、○○までご連絡ください。
ご自分の教室の方針に合わせて、言い方は変えてください。大切なのは、「断りにくい空気はありません」と、読む前に分かることです。
見学だけでも受け付けているなら、それも書いておきます。「体験」という言葉が重たく感じる方にとって、見学という入口があるだけで、気持ちがずいぶん軽くなります。
ここまでを整えたら、案内ページの最後に、申込みの入口を置きます。入力欄はできるだけ少なくします。
地図に出る説明文と、トップからの道すじも確かめる
「ピアノ教室 (街の名前)」と検索して、最初に目に入るのは、多くの場合、ホームページではなく地図の教室情報です。ここの説明文が空だったり、古い情報のままだったりすると、ホームページまで来てもらえません。
説明文は短くて大丈夫です。最初に見る、小さな名刺だと思ってください。
大人の方も、小学生も、はじめの1曲は「弾きたい曲」から。
体験レッスンは、30分。見学だけでも歓迎です。
文章を直す前に、営業時間・電話番号・ホームページのURLが、いまのものかどうかも確かめてください。ここが古いままだと、文章がどんなに良くても、お客さまに届きません。
もうひとつ。トップページから、体験レッスンの案内ページへ、1回のクリックで行けますか。ホームページを開いたあと、案内ページを探して迷う方もいます。トップの目立つ場所に、体験の案内へのボタンを置いておきます。
写真が少ない場合は、教室の入口、レッスンの部屋、先生ご自身の3枚から足してみてください。生徒さんが写る写真は、許可をいただいたものだけにします。
スマホで自分のページを開いて、親指だけで体験の案内まで進めるかどうか、試してみるのもおすすめです。
まとめ
- 申込みが来ないのは、先生のせいではなく、ページの言葉が不安に答えきれていないことが多い
- 「受付中!」だけでなく、当日の流れ・料金・持ち物を時間順に見せる
- 体験のあとの約束を先に書き、地図の説明文とトップからの道すじも確かめる
いちどに全部を直さなくて大丈夫です。気になった1か所だけでも、手を入れた日から、ページは少しずつ変わります。ご自分の教室の事実に入れかえながら、使ってみてください。
「やらなきゃ」を、「やれた」に。私は、いつでも先生の味方です。
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この記事の文例を、まとめて使える形にしました
教室のホームページの文章を、1日で書き直す(4,980円)
30の質問に答えて、HP10ページ分の文章を1日で下書き
くわしく見る(14日間の返金保証つき)
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