教室のホームページを開いて、いちばん上の文章を読み返してみる。「ようこそ、○○ピアノ教室へ」から始まっていて、なんとなく、これでいいのかなと思う。そんなことはありませんか。
先に結論をお伝えします。トップページの文章は、3行の型に当てはめると書けます。1行目は相手の気持ち、2行目はその不安への答え、3行目は最初の一歩です。
この記事では、トップページの文章の考え方と、入れかえるだけで使える例文を2通、お見せします。最後に、AIに案を出してもらう頼み方も載せました。
この記事で分かること
- ピアノ教室のホームページのトップページで、最初に書くこと
- キャッチコピーに使える、3行の型と例文(大人向け・保護者向け)
- AIに3つの案を出してもらう頼み方
トップページの文章は、最初の3行から書く

私は、ホームページは教室の「看板」だと考えています。名刺の代わりであり、パンフレットの代わりでもあります。
その看板の、いちばん目につく所がトップページの最初の3行です。ここで読む人が見ているのは、「いい教室かどうか」ではありません。
はじめて教室を探している方の頭には、先に、こんな不安があります。
- 「私でも、行っていいのかな」
- 「楽譜が読めなくても、大丈夫かな」
ですから、文章の順番は「不安に答える。特徴はそのあと」にします。教室名や「ようこそ」から始めず、読む人の気持ちから始めてみてください。
見た目を整えることより、「この先生なら安心できそう」と思ってもらえることのほうが大切です。まずは文章を3行、書き直してみましょう。
そのまま使える3行の例文(見本用の架空の教室)

3行の型は、次のとおりです。
- 1行目=相手のいまの気持ち(問いかけ)
- 2行目=その不安への答え
- 3行目=最初の一歩(何から始めるか)
この型に当てはめた例文を2通、お見せします。どちらも見本用に作った架空の教室の文章です。○○の部分を、先生の教室の事実に入れかえて使ってください。
まず、大人の方に向けた3行です。
楽譜が読めなくても、手が小さくても、大丈夫です。
最初の1曲は、あなたの「弾きたい」から選びます。
次に、保護者の方に向けた3行です。
ここでは、できた!を毎回ひとつ見つけて、お伝えします。
まずは30分、教室の雰囲気を見にいらしてください。
どちらも、2行目で「大丈夫な理由」を言い、3行目で「次にすること」を1つだけ示しています。体験レッスンの内容や時間は、先生の教室の事実に合わせて入れかえてください。
ご自分の言い方があれば、そちらに直してかまいません。声に出して読んで、言いにくい所があれば、そこが読む人にも引っかかる所です。
3行を書いたあとは、読む人の立場で見直します。次の2つを確かめてください。
- 教室名や「ようこそ」から始まっていないか
- 3行目に「最初の一歩」が1つだけ書いてあるか
一歩が2つも3つもあると、読む人は迷ってしまいます。体験レッスンの見学なのか、問い合わせなのか、1つに絞ってお伝えしましょう。
なお、トップページの3行は、思いついた順に書くものではありません。「誰に」「どんな不安に」「何を答えるか」を先に決めてから書くと、短い文でも、読む人に伝わりやすくなります。
キャッチコピーは、決まり文句にしない
キャッチコピーというと、短くて印象的な一言を考えたくなります。でも、ひねり出そうとすると手が止まってしまいます。
おすすめは、3行のうち、いちばん言いたい1行を取り出して、キャッチコピーにすることです。たとえば先ほどの例文なら、次のような一言になります。
「初心者歓迎!」「楽しいレッスン」といった決まり文句は、どこの教室にも書いてあります。その言葉で叫ぶかわりに、「楽譜が読めなくても大丈夫な理由」を1行にしてみてください。理由が入ると、先生の教室だけの文章になります。
もうひとつ、気をつけたいことがあります。違いが見つからないときに、無理に違いを作らないことです。「ふつうのことを、ていねいにやっています」も、立派な言葉です。作った違いは、あとで先生ご自身が苦しくなります。
AIに、3行の案を3つ出してもらう
3行の型が分かっても、自分の教室の言葉にするのは時間がかかります。そこは、AI(ChatGPTなど)に下書きを頼みましょう。主役は先生で、AIは秘書です。
先生が用意するのは、次の4つの答えだけです。箇条書きで十分です。
- 来てほしい人
- その方がよく口にする不安
- 教室でいちばん大事にしていること
- 体験レッスンの内容(最初の一歩)
次の文の【 】の中を書きかえて、そのまま貼ってください。
教室のホームページの、いちばん上に置く3行を書いてください。
・来てほしい人:【先生の答え】
・その方の不安:【先生の答え】
・教室でいちばん大事にしていること:【先生の答え】
・最初の一歩:【体験レッスンの内容】
・決まり:1行目は問いかけ。2行目は不安への答え。3行目は最初の一歩。
です・ます調。やさしい言葉で。
「初心者歓迎」「楽しいレッスン」などの決まり文句は使わない。
事実に書いていないことは書かない。
・3つの案を出してください。
AIに貼る前に、お名前や連絡先は消してください。生徒さんの個人情報は、入れないでくださいね。
答えが具体的なほど、よその教室と違う文章になります。たとえば「来てほしい人」を「大人の方」だけで済ませず、「何年かぶりに弾いてみたい方」のように書くと、3行目までの流れが作りやすくなります。分からない項目は、飛ばしてかまいません。
AIは、渡された答えの中にある事実だけで文章を作ります。ですから、書いていないことが文章に出てきたら、その行は消してください。
返ってきた3つの案から、いちばん言いやすいものを選びます。そして、先生の言葉に少し直して、トップページに貼ってみてください。
まとめ
- トップページの最初は、教室名ではなく、読む人の気持ちから始める
- 3行の型は、1行目が問いかけ、2行目が不安への答え、3行目が最初の一歩
- キャッチコピーは、決まり文句にせず、3行のうち言いたい1行を取り出す
- 案はAIに3つ出してもらい、先生の言葉に直す
今日やることは、1つだけです。ホームページのいちばん上の文章を、3行の型に当てはめて、書き直してみてください。文章が変わると、教室の第一印象も変わっていきます。
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