「ちゃんとしたホームページがないから、生徒さんが来ないのかもしれない」
そう思って制作の見積もりを取ってみたら、思っていたより高くて、そっと画面を閉じた。自分で作ろうとして、途中で手が止まってしまった。ピアノの先生から、こういうお話をよくうかがいます。
先に結論をお伝えします。立派なホームページより先に、整えるべき場所が1か所あります。それは、グーグルマップです。この記事では、そこに何を載せればいいか、そして説明文をAIに下書きしてもらう頼み方まで、順番にお話しします。
動画でも同じ内容をお話ししています。
生徒さんのご家族が最初に見るのは、グーグルマップ
お母さんが「そろそろ子どもにピアノを習わせようかな」と思ったとき、最初にすることは何でしょうか。
多くの場合、スマホを開いて「ピアノ教室」と、お住まいの地域の名前を入れて検索します。そして、出てきた地図を上から順に見ていきます。大人になってからもう一度ピアノを弾きたくなった方も、駅の名前で同じように探します。
このとき見られているのは、ホームページのデザインの美しさではありません。写真と、口コミと、「どんな人向けの教室なのか」です。ホームページがなくて生徒さんが来ないのは、先生の努力が足りないからではなく、見られている場所が違うだけなんです。
グーグルマップへの登録は、教室でもできます。「Googleビジネスプロフィール」という名前で、無料で用意されています。ご自宅で教えていて住所を出したくない先生は、番地まで出さずに「通える地域」だけを表示する設定にすることもできます。
まだ知らない生徒さんにとって、ネット上に見つからない教室は、無いのと同じです。まずは、教室がネット上にちゃんと「いる」状態をつくる。ここがスタートです。
地図に載せるのは「写真・説明文・口コミ」の3つだけ
登録できたら、整えるのは3つだけで大丈夫です。
1つめは、写真です。外観や看板よりも、レッスンの風景を。生徒さんの顔が写らない角度でかまいません。鍵盤と手元、レッスン室の明るさが伝われば十分です。それに、先生の顔写真を1枚。「どんな先生に習うのか」が分かるだけで、ぐっと安心してもらえます。
2つめは、教室の説明文です。ここに教室の特徴をずらっと並べる必要はありません。書くのは「どんな人向けの教室か」です。たとえば「大人になってから始める方も多い教室です」「楽譜が読めなくても始められます」。この一文があるだけで、迷っている方が「私でもいいんだ」と思えます。
3つめは、口コミです。口コミは、お願いしていいものです。長く通ってくださっている生徒さんや保護者の方に「もしよかったら、一言だけ」と。たくさん集める必要はありません。頼み方はこちらの記事にまとめています。
「じゃあ、ホームページはいらないの?」と思われたかもしれません。そんなことはありません。ホームページは、教室のインターネット上の「看板」です。いつか作るときは、自分で作っても、業者さんに頼んでもいい。そのときは、先生の想い、生徒さんの声、体験レッスンの詳しい案内をしっかり載せてください。
ただ、順番が逆なんです。最初に見られる場所を整えないまま、奥にきれいな部屋をつくっても、そこまでたどり着いてもらえません。
説明文は、AIに下書きしてもらう
「説明文なんて、うまく書ける自信がない」。そう感じる先生も多いと思います。でも、うまく書く必要はありません。教室のことを、そのまま伝えるだけでいいんです。
相手はAI(ChatGPTなど)です。新しく入った秘書だと思って、どんな生徒さんが多いか、何を大切にしているかを、そのまま貼ってください。頼み方はこちらです。
あなたは、私のピアノ教室のグーグルマップ用の説明文を考える担当です。
教室の情報はこちらです。「◯◯ピアノ教室。大人になってから始めた生徒さんが多い。楽譜が読めなくても始められる。自宅の電子ピアノで練習している方も通っている」
この情報をもとに、どんな人向けの教室かが伝わる説明文を3案、それぞれ3行以内で作ってください。
すると、教室の特徴の羅列ではなく、「どんな人が安心して通えるか」が伝わる文章が3つ出てきます。先生がやるのは、読んで、選んで、貼るだけ。インスタのプロフィールの1行も、同じ頼み方で作れます。
AIに教室のことを話すのが不安なら、住所や生徒さんのお名前などの個人情報は書かなくて大丈夫です。どんな人向けかさえ伝われば、十分な説明文ができます。説明文に入れることをもっと詳しく知りたい先生は、グーグルマップの説明文の書き方もどうぞ。
まとめ
- ご家族が最初に見るのはグーグルマップ。まずは無料のGoogleビジネスプロフィールに登録する
- 整えるのは、写真・説明文(どんな人向けか)・口コミの3つだけ
- 説明文はAIに3案出してもらい、読んで選んで貼る
今日やることは1つだけ。Googleビジネスプロフィールを開いて、教室の名前だけ登録してみてください。探している人が最初に見る場所から、順番に整えていきましょう。
YouTubeでは毎週土曜の朝7時に、ピアノ教室の先生のお悩みに答える動画を公開しています。

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