発表会の日にちと会場が決まって、ほっとしたのもつかの間。次に待っているのが、曲決めの連絡です。いつ、だれに、何を伝えればいいのか。考えはじめると手が止まって、気がつけば夜になっている先生も、いらっしゃると思います。
この記事で分かること
- 曲決めの連絡をいつ出すか、3か月前からの段取りの中での位置づけ
- 曲を先生が決める場合と、生徒さんに選んでもらう場合の、ご家族への伝え方
- そのまま使える、曲決めのお知らせ文と、AIに下書きを頼むときの言い方
例文の一人称は「私」で書いています。ご自分の言い方(先生・お名前など)に直して使ってくださいね。
曲決めの連絡は、本番の8〜6週前を目安に動く

曲決めの連絡は、単独の仕事ではなく、発表会の準備の流れの中の1つです。前後に何があるかが分かると、「今、何をすればいいか」が見えてきます。
本番から数えた目安は、次のとおりです。
- 12〜10週前:日にちと会場を決めて、参加の確認のご案内を出す
- 9〜8週前:返事のない方に1回だけ声をかけ、人数を確定して、参加費をお知らせする
- 8〜6週前:生徒さん1人ずつ曲を決め、曲の長さをメモして、曲決めの連絡を出す
- 6〜4週前:撮影・席・服装など、保護者へのお願いを出す
曲決めは、参加する人数が決まったあとの仕事です。人数がはっきりしてから動くと、連絡を出し直すことが減ります。
週の数字は、あくまで目安です。教室の人数や会場の事情に合わせて、前後にずらして大丈夫です。手帳に書き写して、日付だけご自分の予定に入れかえてみてください。
「先生が決める」でも「選んでもらう」でも、先に伝えること

曲は、先生が決めても、生徒さんに選んでもらっても、どちらでもかまいません。どちらの場合も、ご家族には最初に2つのことを伝えます。「いつまでに」と「どのくらいの長さで」です。
この2つが分かると、ご家族は練習のイメージを持てます。分からないままだと、「どれだけ頑張ればいいのだろう」と、不安のもとになります。
生徒さんに選んでもらうときは、先生が候補を3曲出して、その中から選ぶ形が失敗しません。自由に選んでもらうと、むずかしすぎる曲になることがあるからです。候補を出すときの連絡は、たとえば次のようになります。
発表会で弾く曲を、△△ちゃんに選んでもらいたいと思います。
先生から、候補を3曲出しますね。
・「□□」(およそ◇分)
・「□□」(およそ◇分)
・「□□」(およそ◇分)
次のレッスンで、3曲とも少しずつ弾いてみます。
そのうえで、◇月◇日までに決めましょう。
お家でも、どの曲が好きか、
△△ちゃんに聞いてみてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
候補の横に長さを書いておくと、ご家族も全体の時間をイメージしやすくなります。決める日を「いつまで」と区切っておくと、先延ばしになりにくいです。
曲が決まったら、長さと「めやす」を添えてご家族へ
曲が決まったら、すぐにご家族へ連絡します。曲名だけを伝えるのではなく、長さと、本番までのめやすを一緒に書くのがポイントです。
発表会で弾く曲が決まりました。
△△ちゃんは「□□」です。
先日のレッスンで弾いてみて、
今のお力にぴったりだと思って選びました。
・弾く長さ:およそ◇分
・本番までのめやす:◇月◇日までに、
暗譜(または楽譜を見て)で通して弾ける状態
練習は、毎日5分でも大丈夫です。
大きなミスをしないことより、
最後まで気持ちよく弾けることを大事にしています。
楽譜は、◇月◇日のレッスンでお渡しします。
お家での練習で困ったことがあれば、いつでも声をかけてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
「毎日5分でも大丈夫」の一行は、練習の負担を心配しているご家族の肩の力を、すっと抜いてくれます。
「先日のレッスンで…」の所には、その生徒さんだけの様子を1つ入れてください。定型の文が、先生の言葉に変わります。
もし曲が、すぐに決まらない生徒さんがいても、あせらなくて大丈夫です。決める日を一度のばして、ご家族に「◇月◇日までにお知らせしますね」と一言伝えるだけで、安心してもらえます。
先生が決める場合でも、「この曲を選んだ理由」をひとこと添えると、ご家族の納得感が変わります。理由は、長くなくてかまいません。「今の指の動きに合っている」「この前よく弾けていた」くらいで十分です。
連絡のあとにすること、AIに下書きを頼む方法
曲決めの連絡を出したら、準備はもう一歩進みます。曲の長さを一覧にメモして、全体の時間の見通しを立てておきましょう。このメモは、あとで出演順やプログラムを考えるときに、そのまま使えます。
楽譜を渡す日も、連絡に書いた日付どおりにレッスンで渡します。約束した日に渡せると、ご家族の信頼にもつながります。
お返事の方法は、参加確認のときと同じ1つに揃えておきます。連絡が別の場所に届くと、見落としのもとになるからです。
連絡の文面を作る時間も減らしたいときは、AI(ChatGPTなど)に下書きを頼む方法もあります。【 】の中だけ書きかえて、貼ってみてください。
発表会で弾く曲が決まったことを、ご家族に伝える連絡を書いてください。
・生徒さん:【小学4年生の女の子】
・曲:【「エリーゼのために」】
・弾く長さ:【約3分】
・めやす:【◇月◇日までに、通して弾けるように】
・入れること:毎日5分の練習でも大丈夫なこと、完璧を求めていないこと
AIに貼る前に、生徒さんのお名前や連絡先は消してください。出てきた下書きに、その生徒さんだけの様子を1行足せば、先生の言葉になります。
まとめ
- 曲決めの連絡は、人数が決まったあとの、本番の8〜6週前が目安
- 先生が決めても選んでもらっても、ご家族には「いつまでに」と「どのくらいの長さで」を先に伝える
- 選んでもらうときは候補を3曲にして、決める日を区切る。決まったら長さとめやすを添えて連絡する
今日やることは、1つだけです。いちばん最初に曲を決める生徒さんを、1人だけ思い浮かべてみてください。その方への連絡を、上の例文から作ってみませんか。
発表会の準備は、1人で全部をかかえなくて大丈夫です。「やらなきゃ」を、「やれた」に。私は、いつでも先生の味方です。
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「やらなきゃ」を、「やれた」に。私は、いつでも先生の味方です。
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発表会の準備に、もう夜なべしない。
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