この記事で分かること
- 入会が決まった日に送る「ようこそ」の連絡に、入れるものと入れないもの
- そのまま写して使える、入会の案内文と、最初のレッスンのあとの1通
- 入会したばかりの不安に寄り添う、最初の1か月の連絡の考え方
入会の申込みが届いた。うれしい気持ちと同時に、「最初の連絡に、何を書けばいいのかな」と手が止まることはありませんか。月謝や決まりのことも伝えたいし、でも、いきなり堅い文章を送りたくはない。
入会したばかりの方は、期待と同じくらい、小さな不安を持っています。「どんな先生かな」「何を持っていけばいいのかな」「ついていけるかな」。この最初の連絡は、その不安をほどく1通になります。
先に結論をお伝えします。入会案内の文は、「歓迎」「最初のレッスンの日時と持ち物」「決まりは紙1枚にまとめました」の3つで足ります。長い説明は、あとから少しずつ伝えれば大丈夫です。
入会が決まった日に送る「ようこそ」の連絡

送るのは、申込みを受け取った日のうちが目安です。早く届くほど、「ちゃんと受け取ってもらえた」という安心につながります。
文面に入れるのは、次の3つです。
- 入会へのお礼と、「一緒に音楽ができるのが楽しみです」という歓迎の気持ち
- 最初のレッスンの日時と、持ち物
- お月謝や振替など、教室の決まりをまとめた紙があること
お月謝の支払い方法の細かい話は、この1通には入れません。入れすぎると、歓迎の気持ちより手続きの印象が強くなってしまいます。
○○はお名前、△△はお子さんのお名前、◇◇は教室の情報です。文面は、ご自分の言い方に直してお使いください。大人の方が習う場合は、「△△ちゃんと一緒に」を「○○さんと一緒に」に変えます。
△△ちゃんと一緒に音楽ができるのを、とても楽しみにしています。
最初のレッスンは、◇月◇日の◇時です。
持ち物は、◇◇だけで大丈夫です。
教室の決まり(お月謝・振替・お休み)は、別紙にまとめました。
一度ご覧ください。
ご不明な点は、いつでもお声がけください。
決まりを紙1枚で最初に渡しておくと、あとから伝えるときに角が立ちにくくなります。「お休みのときは前日までに」のような話も、最初から決まりとして知っていてもらえるからです。
「ご不明な点は、いつでもお声がけください」の一文は、返事を求めているのではありません。気になることが出たときの入口を、そっと用意しておく一文です。
最初のレッスンの前に、安心してもらう

入会が決まってから最初のレッスンまでは、数日から1週間ほど空くことがあります。この間に、ひとことだけ連絡を入れる方法もあります。
書くのは、「当日お会いできるのを楽しみにしています」と、持ち物の確認くらいで十分です。教室の場所が分かりにくいときは、入口の目印をひとこと添えると、初めて来る方の不安が減ります。
ここで気をつけたいのは、情報を増やしすぎないことです。練習のしかた、教材の買い方、発表会の予定。伝えたいことは、いくつもあると思います。でも、最初の連絡に全部入れると、読む側は「覚えることが多いな」と感じてしまいます。
1通に伝えることは、1つだけにします。ほかのことは、レッスンが始まってから、必要になった時に伝えれば間に合います。
最初のレッスンのあとに送る、できたこと1つの連絡
入会して最初の1か月は、「ここでやっていけそうだな」と感じてもらう時期です。その実感をつくるのは、先生からの連絡で伝わる「ちゃんと見てもらえている」という安心です。
そこで送りたいのが、できたことを1つだけ書いた連絡です。最初のレッスンのあと、その日のうちに送ります。□□には、その日に実際にあった場面を入れてください。
今日、△△ちゃんが「□□」を、
はじめて最後まで弾けました。
本人も、とてもうれしそうでした。
お家での見守りのおかげです。
次のレッスンでも、続きを楽しみにしています。
□□には「ドの位置をすぐ覚えた」「最後の曲を笑顔で弾いた」のように、その日だけの場面を入れます。実際になかったことは書きません。小さなことで大丈夫です。
「次はこれを頑張りましょう」といった次の一言は書きません。入会したばかりの時期は、足りないところより、できたことが伝わるほうが、安心して通い続けやすくなります。
1か月のあいだに、同じように「できたこと1つ」の連絡を、あと1〜2回送ります。回数を決めてしまうと、先生の負担も軽くなります。
入会案内の文を送る前の点検と、AIへの頼み方
書き終えたら、送る前に次の3つを見ます。
- お願いごとが、いくつも入っていませんか。1通に1つだけにします。
- 堅い言葉や、長い説明が続いていませんか。歓迎の気持ちが先に来ているかを見ます。
- 決まりの話が、「先生が困るので」という言い方になっていませんか。「教室の決まりで」と書くほうが、お互いに気が楽です。
自分で読み返すと、つい「ちょうどいい」と思ってしまうものです。そんなときは、AI(ChatGPTなど)に点検役を頼みましょう。AIは、先生の秘書です。下書きや点検をしてもらって、最後は先生の言葉に直して送ります。
次の文を貼って、最後に書いた文面を足します。
下は、教室に入会が決まった方に送る予定の連絡文です。
受け取る人の立場で読んでください。
次の3つがあれば、教えてください。
・堅く聞こえる言葉
・お願いごとが2つ以上入っている部分
・長すぎる部分
そのうえで、歓迎の気持ちが先に伝わるように、言いたいことは変えずに直してください。
(このあとに、自分の書いた文面を貼る)
AIに貼る前に、生徒さんや保護者の方のお名前や連絡先は消してください。
まとめ
- 入会が決まった日のうちに、歓迎・最初のレッスンの日時と持ち物・決まりをまとめた紙の3つを送ります。
- 最初の連絡は短くして、1通に伝えることは1つだけにします。
- 最初の1か月は、できたこと1つの連絡で、「見てもらえている」という安心を伝えます。
今日やることは、1つだけです。入会の案内文を、いま1通だけ、下書きしておいてください。日時の部分は空けておけば、次に申込みが届いた日に、数字を入れるだけで送れます。
「やらなきゃ」を、「やれた」に。私は、いつでも先生の味方です。
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