体験レッスンに来てくれた方が、帰りぎわに「また今度」と言って、そのまま連絡がない。こちらから連絡するのも、しつこいと思われそうで手が止まる。気がついたら、何か月もたっている。ピアノの先生から、よくもらう相談です。
先に結論をお伝えします。「また今度」は、断りの言葉ではないことが多いです。今はタイミングが合わなかっただけ。だから1か月後に、押しつけない1通を1回だけ送れば、もう一度来てもらえることがあります。
この記事では、その1通の書き方を3つに分けてお話しします。3つめには、そのまま貼って使えるAIへの頼み方も載せました。
動画でも同じ内容をお話ししています。
「また今度」は断りではなく、本当に「また今度」
体験に来た方が「また今度」と言う理由は、いろいろあります。仕事が忙しい時期だった。お子さんの学校の予定が、まだ見えなかった。今月は、月謝を払うのが少し厳しかった。
どれも、教室や先生がいやだったわけではありません。そして多くの方は、「また今度」と言ったことを、少しうしろめたく思っています。だから、向こうからは連絡しにくいんです。
先生のほうが「断られた」と受けとめてしまうと、連絡するのがこわくなります。でも「今はタイミングが合わなかっただけ」と思えれば、1か月後に、気軽にお便りを送れるようになります。
これからの体験レッスンでは、帰りぎわに「よかったら1か月後くらいに、教室の様子をお便りしてもいいですか」と、ひとこと聞いておくのもおすすめです。先に聞いてあれば、送るときに先生も安心ですよ。
1か月後の1通は、お誘いではなく「おすそわけ」に

「その後、いかがですか。ご入会をお待ちしています」と書くと、相手は、もう一度断らなければいけない気持ちになります。返事が来なくなるのは、たいていここです。
かわりに、体験の日の話から、小さなおすそわけを1つ届けます。
- 「体験の日に弾いた曲の、続きの楽譜をお送りしますね」
- 「この前お話しした、おうちでできる指の体操です」
そして最後に、ひとことだけ添えます。「また弾きたくなったら、いつでも1回から来てくださいね」。
入会の話は書きません。受け取った方が「覚えていてくれたんだ」とうれしくなる。それで十分です。楽譜の続きが届いたら、ピアノの前に座ってみたくなりますよね。
体験の日の一言メモを、AIに渡して下書きしてもらう

1か月たつと、体験の日のことは、先生も少し忘れてしまいます。だから体験が終わったら、その日のうちに一言メモを残しておいてください。たとえば「小1の女の子。きらきら星の右手を弾いた。お母さんは下の子の送り迎えが気がかり」。このくらいで大丈夫です。
メモはあっても、文章にするのがむずかしい。そこは、AI(ChatGPTなど)に下書きを頼みましょう。次の文をそのまま貼って、最後に一言メモを足すだけです。
あなたは、私のピアノ教室のお便りを書く担当です。
1か月前に体験レッスンに来て、「また今度」と言っていた方に、短いお便りを書いてください。
入会をすすめる言葉は使わず、体験の日の話から、小さなおすそわけを1つ届けてください。
最後に「また弾きたくなったら、いつでも1回から来てくださいね」とそえてください。
(このあとに、体験の日の一言メモを貼る)
すると、たとえばこんな下書きが返ってきます。
先日は体験に来てくださって、ありがとうございました。あのとき弾いた曲の、続きの4小節の楽譜をお送りしますね。また弾きたくなったら、いつでも1回から来てくださいね。
先生は、読んで、自分の言葉に直して、送るだけです。送るのは1回だけ。返事がなくても、気にしなくて大丈夫ですよ。1回だけなら、しつこくなりません。
まとめ
- 「また今度」は断りではなく、本当に「また今度」と受けとめる
- 1か月後の1通は、お誘いではなく、小さなおすそわけを1つ
- 体験の日の一言メモをAIに渡して、下書きを作ってもらう(送るのは1回だけ)
今日やることは、1つだけです。ここ3か月で、体験に来て「また今度」になった方を、1人だけ思い出してみてください。その方に届けられる小さなおすそわけが、きっと1つ見つかります。
YouTube「すごいピアノ教室のつくりかた」では、火・木・土の朝7時に、ピアノ教室の先生のお悩みに答える動画を公開しています。

コメント