ピアノ教室の体験レッスンの申込フォーム。あとで困らないように、レッスンの準備ができるようにと、ていねいに作ったのに、申込がなかなか来ない。そんな相談を、ピアノの先生からよくもらいます。
年齢、ピアノの経験、習う目的、希望の曜日、ご自宅の楽器のこと。聞きたいことを全部並べると、質問はすぐに10個を超えます。真面目な先生ほど、そうなりやすいです。
先に結論を言うと、申込が来ないのは、教室に魅力がないからではありません。フォームの質問が多くて、途中で手が止まっているだけです。聞くのは3つだけで大丈夫です。この記事では、申込フォームの直し方を3つの順番でお話しします。
動画でも同じ内容をお話ししています。
質問が1つ増えるたびに、申込は減っていく

申し込む側の気持ちを想像してみてください。夜、寝る前に、スマホで、ちょっと勇気を出して開いたフォームです。そこに質問がずらっと並んでいたら、「また今度にしよう」と閉じてしまいます。
とくに手が止まりやすいのは、次のような質問です。
- ピアノの経験は何年ですか
- 目標を教えてください
- レッスンで何をしたいですか
はじめての方は、ここで考えこみます。「経験ゼロと書いたら、断られるかな」「子どものころに少し習っただけで、経験と言っていいのかな」「目標なんて、まだ分からない」。答えにくい質問は、申込の前にある見えない壁です。
経験も目標も、体験の日に顔を見ながら聞けば大丈夫です。そのほうが、ずっと本音が聞けます。
フォームで聞くのは3つだけ

フォームで聞くのは、次の3つだけにします。
- お名前
- 連絡先(LINEかメールのどちらか1つ)
- 希望の日にち(候補から選ぶだけにする)
お子さんの体験なら、お名前の欄に「お子さんのお名前と学年」と書いておけば、質問を増やさずにすみます。
そして、いちばん下に、自由に書ける欄を1行だけ置きます。「気になることがあれば、ひとことどうぞ。空欄でも大丈夫です」。この「空欄でも大丈夫」があると、書く人はほっとします。
もうひとつ、フォームのいちばん上に、安心の一言を置いてください。「1分で終わります。ご自宅にピアノがなくても、まったくの初めてでも大丈夫です」。これだけで、最後まで進んでくれる人が増えます。
フォームの作り直しは、AIに手伝ってもらう

とはいえ、自分で作ったフォームは、どこを削ればいいか決めにくいものです。どの質問も大事に見えて、消せません。
そこで、AI(ChatGPTなど)に手伝ってもらいます。ぼくも、フォームの見直しはAIに手伝ってもらっています。やり方はかんたんで、今のフォームの質問を上から順に書き写して、次の頼み方と一緒に渡すだけです。
あなたは、私のピアノ教室の体験申込フォームを見直す担当です。
はじめての人が1分で申し込めるように、質問を3つまでに減らしてください。
減らした質問は、体験の日に口で聞く「当日の質問メモ」にまとめてください。
フォームの一番上に置く、安心してもらう一言も3案ください。
(このあとに、今のフォームの質問を貼る)
すると、3つに減らしたフォームと、体験の日に聞くことのメモが、分かれて出てきます。削った質問は消えるのではなく、当日に口で聞くメモに移るだけです。だから、安心して減らせます。
先生は、読んで、えらんで、フォームを直すだけです。Googleフォームなら、短い時間で作り直せます。
まとめ
- 質問が1つ増えるたびに、申込は減っていく
- フォームで聞くのは、お名前・連絡先・希望の日にちの3つだけ
- 削った質問は、AIに「当日の質問メモ」にまとめてもらう
今日やることは1つだけです。今のフォームの質問を、数えてみてください。5つ以上あったら、直しどきです。
申込フォームは、教室の玄関です。玄関が広くて入りやすいと、はじめての方も安心して入ってこられます。
YouTubeで火・木・土の朝7時に、ピアノ教室の先生に向けたお話を公開しています。

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