ピアノ教室の体験レッスンのあと、「ほかの教室とも比べています」と言われて、ドキッとする。ピアノの先生からよくもらう相談です。
「うちは選ばれないかもしれない」「大手の楽器店の教室の方が月謝が安かったら、かなわない」「月謝を下げた方がいいのかな」。そう考えて、落ち着かなくなる先生は多いです。
先に結論を言うと、比べられるのは、ピンチではありません。ちゃんと比べてくれるのは、真剣に考えてくれている証拠です。先生は、比べ方を渡してあげれば大丈夫です。この記事では、比べられて選ばれる答え方を3つの順番でお話しします。
動画でも同じ内容をお話ししています。
「ぜひ比べてみてください」と歓迎する

いまは、習い事を探す人の多くが、いくつかの教室を見比べてから決めます。ホームページを見て、口コミを見て、体験に2つ3つ行くのも珍しくありません。「比べています」は、ごく自然な言葉です。断られたわけではありません。
だから、言われたら「ぜひ、比べてみてください」と笑顔で返してみてください。
先生が慌てたり、急いで入会をすすめたりすると、相手は少し引いてしまいます。反対に、落ち着いて「どうぞ比べてください」と言えると、「この先生は自信があるんだな」と伝わります。
止めようとするほど、相手は離れていきます。歓迎してくれた先生のところにこそ、人は戻ってきやすいです。
「合うかどうか」の比べ方を渡す

比べるとき、多くの方は、何を比べればいいか分かっていません。だから、いちばん分かりやすい月謝の数字で比べてしまいます。
そこで、先生の方から、比べ方の目安を3つ渡します。
- 先生と話しやすいか
- 無理なく通える場所と時間か
- 続けられる仕組みがあるか(振替や、お休みのときの対応)
「ピアノは、長く続けられるかがいちばん大事なので、この3つで比べてみてくださいね」と、小さなメモにして渡しておきます。
値段だけで比べられると、個人のピアノ教室は不利です。でも、「合うかどうか」で比べてもらえれば、一人ひとりを見ている教室は、ぐっと有利になります。
比べている方へのお礼は、AIに下書きしてもらう

体験のあと、比べている方に、先生から1通、お礼を送ります。押しつけない、でも心に残る1通です。
「売りこみみたいになりそうで書けない」という先生は、AI(ChatGPTなど)に下書きを頼んでみてください。体験に来てくれた方のお名前と、その日に話したこと、弾けたことを一言メモにして、次の頼み方と一緒に渡します。
あなたは、私のピアノ教室の体験レッスンのお礼を書く担当です。
ほかの教室と比べて検討中の方に、短いお礼のメッセージを書いてください。
入会をすすめる言葉は使わず、体験の日に話したことを一つ入れて、
「ぜひ、ゆっくり比べてみてください」とやさしく添えてください。
(このあとに、体験の日の一言メモを貼る)
たとえば、こんな文面が出てきます。
今日は、はじめての曲を最後まで弾けましたね。その笑顔が、とてもうれしかったです。ぜひ、ゆっくり比べてみてくださいね。
先生は、読んで、直して、送るだけです。比べ方の目安のメモも、同じようにAIに作ってもらえます。
まとめ
- 比べてもらうのを、笑顔で歓迎する
- 「合うかどうか」の比べ方を3つ、メモにして渡す
- 比べている方へのお礼は、AIに下書きしてもらう
今日やることは1つだけです。「比べるときは、この3つで」という比べ方の目安を、1枚のメモにしてみてください。
比べてもらえるのは、先生の教室が候補に選ばれたということです。
YouTubeで火・木・土の朝7時に、ピアノ教室の先生に向けたお話を公開しています。

コメント