初心者が「ここなら通える」と感じる教室の3つの秘密

にゃん先生
“まったくの初心者ですが、大丈夫ですか?”ってよく聞かれるけど…ほんとは安心して来てほしいのに、不安にさせちゃってるのかな?
トシ先生
それ、実はすごく大事なサインだよ。初心者が“安心できるか”が、体験申し込みの決め手になるんだ。

「初めてだけど…わたしにもできるかな?」
「変な質問してしまったらどうしよう…」

そんなふうに不安な気持ちを抱えながら、勇気を出して問い合わせをしてくれる“はじめの一歩”
それを受け取る先生として、どう寄り添えるかはとても大切です。

あなたもきっと、「大丈夫ですよ!」「気軽に来てくださいね」と心の中では思っているはず。
でもその優しさが、**“ちゃんと伝わっているかどうか”**が、実は体験レッスンに来てもらえるかどうかの大きな分かれ道になるんです。

今回のブログでは、初心者が「ここなら安心して通えそう」と感じる教室の特徴を、実際の事例とともにお伝えしていきます。

もし、今あなたの教室が「体験レッスンの申し込みが少ない」「初めての方の反応が薄い」と感じているなら、
きっと今日の記事がヒントになるはずです。

どうか最後までゆっくり読んでみてくださいね。
あなたの優しさが、きちんと伝わる工夫が、ここにあります。

もくじ

なぜ“初心者に安心感を届ける”ことが大切なのか?

にゃん先生
うちはアットホームで優しい雰囲気の教室なのに…なんで伝わらないんだろう?
トシ先生
伝わってないんじゃなくて、“見えてない”だけかもしれないよ。初心者にとっては、“見えること”が安心の第一歩なんだ。

あなたの教室は、きっと温かくて、優しく迎えてくれる場所。
だけど、“まだ一歩も足を踏み入れていない初心者”には、それが見えないし、伝わっていないかもしれません。

初めての習い事。
しかも何も知らないジャンル。
先生も、場所も、雰囲気も、すべてが未知で、ちょっと怖い。

そんな状態で、「体験に来てくださいね♪」と言われても、
「え…でも、わたしみたいな初心者が行っても大丈夫なのかな?」
「失礼なこと聞いちゃったらどうしよう…」
「変に浮いちゃったらイヤだな…」

——そんなふうに、心の中ではいろんな不安がぐるぐるしているのです。

つまり、初心者が安心して一歩を踏み出せる教室とは、
ただ雰囲気がいい教室ではなく、

「その優しさや雰囲気が、“まだ出会っていない人にも伝わる教室」

であることが求められているのです。

「初心者歓迎です」とホームページに書くだけでは、実は全然足りません。

・どうしたらその安心感が伝わるのか?
・初心者が「ここなら通えるかも」と思ってもらえるには?

次のパートでは、その答えを実例とともに具体的にご紹介していきます。

初心者が「ここなら安心」と感じる教室にするための3つのポイント

にゃん先生
“初心者大歓迎です”って言ってるのに…なんで来てくれないのかな?
トシ先生
大事なのは、“歓迎してます”の言葉じゃなくて、“安心してもらえる状態”をつくることなんだよ。

初心者の方が教室を選ぶとき、最大の決め手になるのは「安心できるかどうか」
そのために必要なのは、あなたの教室の魅力を“見える化”し、丁寧に“伝える”工夫です。

ここでは、初心者の不安を取り除き、「ここなら私にもできそう」と感じてもらえる3つのポイントをご紹介します。

雰囲気が“見える”教室をつくること

「場所の様子が分からない」
「どんな先生か分からない」

これらは、初心者にとって大きなハードルです。

そんな不安を解消するには、教室内の写真、講師の顔写真、レッスン風景の動画などを発信するのが効果的。
とくに、先生が話している姿の動画は、安心感を届けるのにぴったりです。

「あ、この先生、優しそう」
「声のトーンが柔らかくて安心した」

そんなふうに感じてもらえるだけで、体験レッスンのハードルがぐっと下がります。

初心者の“不安あるある”に先回りして寄り添う発信をする

初心者の方は、ちょっとしたことでも不安になります。

  • 楽器を持っていないけど大丈夫?

  • 音符が読めなくてもいい?

  • 月謝以外に費用がかかる?

こういった質問は、聞きたくても聞けないことが多いんです。

だからこそ、ブログやSNS、ホームページなどで先に答えてあげることが大切
「初心者さんへ」などのシリーズ投稿で、よくある疑問にやさしく答えるだけで、

「あ、私のこと分かってくれてる」
「ここなら安心して始められそう」

と感じてもらえます。


丁寧なやり取りで、信頼を届ける

問い合わせの返信や、体験レッスンの案内文。
ちょっとしたやりとりの中に、あなたの“人柄”がにじみ出ます。

あるピアノ教室では、「返信がとても丁寧だったので、ここに決めました」という声が届いています。

レッスンが始まる前から、信頼関係はスタートしているということを忘れずに。

「話しかけやすそう」「ちゃんと見てくれている」と感じてもらえたら、初心者は安心して一歩を踏み出せます。

初心者の心を動かした“ちょっとした工夫”

にゃん先生
たしかに、どれも大事そうだけど…実際に効果あるのかな?
トシ先生
実例を見てみよう。あなたの教室にもすぐ取り入れられるヒントがいっぱいだよ。

言葉だけではなく、実際に初心者からの申し込みにつながった事例を知ると、自分の教室でも「やってみようかな」と思いやすいですよね。

ここでは、前パートで紹介した3つのポイントが、実際にどう成果につながったのかをご紹介します。

🪷事例①:フルート教室の“見える化”戦略で体験申込が増加

あるフルート教室では、Instagramやホームページで以下のような工夫を行いました:

  • 教室内の写真(入口・教室・待合スペースなど)

  • 講師の顔写真(笑顔で親しみのある雰囲気)

  • レッスン中の動画(初心者向けレッスンの様子)

特に反響が大きかったのは、先生が話している動画でした。

「あの動画を見て、“この先生なら安心”って思いました」
「優しそうな声にホッとしました」

そんな感想が届くようになり、体験申し込みの数が約1.5倍に増加したそうです。

🪷事例②:バイオリン教室の“初心者向けシリーズ投稿”で不安を払拭

別のバイオリン教室では、「初心者さんへ」というタイトルで、Instagramでシリーズ投稿を行いました。

  • 「楽器は持っていなくても大丈夫ですか?」

  • 「譜面が読めないのですが…」

  • 「服装はどんな感じがいいですか?」

といった、**“質問しづらいけど気になること”**に対して、やさしい言葉で丁寧に答えるスタイル

このシリーズを読んで体験レッスンに申し込んだ方の中には、

「全部の投稿を読んで“わたしのことだ!”って思いました」
「誰にでも分かるように書かれていて安心しました」

という声があったそうです。結果的に、投稿開始後3ヶ月で入会数が2倍に増えたとのこと。

🪷事例③:問い合わせ対応の“心配り”で決め手に

あるピアノ教室では、「体験に行く前からもう“好きになってた”」という生徒さんがいました。
その理由は、メールのやり取りがとても丁寧だったから

「こちらの質問にも一つ一つ丁寧に答えてくださって、初めてなのに安心できました」
「返信が温かくて、ここなら楽しく続けられそうって思いました」

このように、**レッスンが始まる前のやり取りも、すでに“レッスンの一部”**なのです。

初心者が安心する教室をつくるための実践ステップ

にゃん先生
やっぱり実例を聞くと、“わたしにもできそう”って思えてきた…!でも何から始めればいいのかな?
トシ先生
大丈夫、いまから紹介するステップ通りにやれば、無理なく始められるよ。

あなたの教室が**“初心者にとって安心できる場所”**になるためには、
いきなり全部を完璧にしようとする必要はありません。

まずは、できるところから少しずつ始めていくことが大切です。

ここでは、あなたが今日からでも始められる5つのステップをご紹介します。

✅ ステップ1:教室の雰囲気が伝わる写真を用意する

  • 教室の外観・内観

  • レッスン中の様子(顔が映らなくてもOK)

  • あなた自身の写真(笑顔がポイント♪)

\ポイント/
特別な機材はいりません。スマホでOK!自然光が入る昼間に撮影すると明るくて好印象です。

✅ ステップ2:講師として話している“自己紹介動画”を撮ってみる

  • 「はじめまして、◯◯教室の◯◯です」と優しく話すだけでもOK

  • レッスンの雰囲気を説明すると◎

  • 動画は30秒〜1分程度でも十分!

\ポイント/
“プロっぽさ”よりも、親しみやすさ・安心感を大事にしましょう。

✅ ステップ3:初心者の不安をリストアップして、Q&A形式で発信

  • よくある質問を思い出してリスト化

  • Instagramやブログで、1つずつ丁寧に答える投稿をシリーズ化

\ポイント/
「これって聞いちゃダメかな…?」という気持ちに寄り添うようなやさしい表現が◎

✅ ステップ4:問い合わせへの返信を見直してみる

  • 返信がそっけなくなっていないか?

  • 受け取った方が「安心できる言葉」になっているか?

\ポイント/
1通目は特に大事。「お問合せありがとうございます」という言葉に、**“出会えたことへの感謝”**を添えてみてください。

✅ ステップ5:「初心者さんへ」のページやハイライトを作る

  • ホームページなら「はじめての方へ」

  • Instagramならストーリーズのハイライトにまとめる

\ポイント/
“自分のために用意されている情報”だと伝わると、初心者さんはグッと心を開いてくれます。

初心者に安心を届けるために“忘れないでほしいこと”

にゃん先生
一通りのステップは分かったけど…うまく伝わっているか自信がなくて…
トシ先生
安心感って、“あなたのやさしさ”をどう届けるかの工夫なんだ。意識してほしいポイントがいくつかあるよ。

せっかく良い教室でも、ちょっとしたことで「不安」を与えてしまったり、
せっかく温かい言葉でも、伝わり方によっては「距離」を感じさせてしまったりすることもあります。

初心者の方に安心してもらうために、ぜひ意識しておいてほしい大切なポイントをお伝えします。

🔸**“専門用語”を使いすぎない**

あなたにとって当たり前の言葉でも、初心者にとってはチンプンカンプン。

例:

「初回はハノンで指の独立を確認しながら、スケールの運指を練習します」→ ❌

「最初のレッスンでは、ゆっくりと指を動かす練習から始めていきます。楽譜が読めなくても大丈夫ですよ」→ ⭕

専門用語を使わず、日常の言葉で伝えることが“安心の種”になります。

🔸**「初心者歓迎」だけじゃ足りない**

“初心者歓迎”という言葉だけでは、本当に歓迎されているかどうかは伝わりません。

それよりも、

「今まで音楽をやったことがなくても、リズム感がなくても大丈夫です」
「できないのが当たり前。みんな最初はそこからスタートしています」

といった具体的な表現の方が、心に届きやすいのです。

🔸**「共感」→「安心」の順番を意識する**

最初に、

「はじめは不安ですよね。私も最初はそうでした」

と共感してから、

「でも今では、毎回楽しみになったという方がたくさんいますよ」

と続けることで、“心の扉”が少しずつ開いていきます。

🔸見栄えより、ぬくもりを大切に

オシャレな画像やプロっぽい動画も魅力ですが、
初心者にとって大事なのは**「この教室には優しい空気がある」**と感じられるかどうか。

撮影はスマホでOK。
声のトーンはやわらかく。
言葉は、あたたかく。

あなたらしいぬくもりが、なによりの魅力です。

初心者がよく感じる“ちいさな不安”にやさしく答えましょう

にゃん先生
Q&Aって、何を書けばいいか迷っちゃって…思いつかなくて…
トシ先生
実は、“あなたにとって当たり前”なことこそ、初心者さんが一番不安に思ってることなんだよ。

ここでは、**初心者が体験レッスンの前に感じがちな“よくある疑問”**をいくつかご紹介します。
あなたの教室でも、ぜひこれらの質問に答える形で発信してみてくださいね。

❓楽器や道具を持っていないのですが、大丈夫ですか?

✅はい、大丈夫です。
初めての方のために、体験レッスンでは無料で貸し出ししています。
「買う前に一度試してみたい」「どんなものが合うのか分からない」そんな方も安心してお越しくださいね。

❓音符やリズムが全然わかりません…。ついていけるでしょうか?

✅まったく問題ありません。
最初から分かる人はいません。リズムの取り方や音符の読み方も、基礎からゆっくり丁寧にお伝えしています。
「わからない」が「楽しい!」に変わっていく時間を、一緒に楽しんでいきましょう。

❓まったくの未経験でも、本当に通えるんですか?

✅もちろん大歓迎です。
“ゼロからのスタート”の方こそ、丁寧に寄り添ってサポートしたいと思っています。
教室には同じように未経験から始めた方がたくさんいますよ。安心して飛び込んできてくださいね。

❓体験レッスンに行ったら、その場で入会しないといけない雰囲気ですか?

✅そんなことはありません。
体験レッスンは、「あなたに合っているかどうか」を確かめる大切な時間です。
無理な勧誘は一切していませんので、安心してご参加ください。

❓子育て中なので、急に休まなきゃいけないこともあるかもしれません…。

✅大丈夫です。
日程変更や振替対応も柔軟に行っています。子育て・介護・お仕事など、生活に合わせて無理なく通っていただけるようサポートしています。

あなたの教室が「安心のはじめの一歩」になるために

にゃん先生
結局、“やさしさ”って、ちゃんと伝わらなきゃ意味がないんだね…
トシ先生
そう。あなたの中にある“優しさ”を、“ちゃんと届く形”にする。それが、安心につながるんだよ。

ここまでご紹介してきたように、初心者が安心して通える教室には、共通する3つの特徴があります。

教室や講師の雰囲気が写真や動画で“見える”
初心者の不安に寄り添ったやさしい発信がある
問い合わせややり取りに“あたたかさ”がある

そしてこれらは、特別なスキルや高価な機材が必要なことではありません。

あなたの中にすでにある“想い”を、ちょっとした工夫で“伝わる形”にしていくことがポイントです。

「わたしにもできるかもしれない」
「この先生に会ってみたいな」

——そう思ってもらえる“安心のきっかけ”を、今日からあなたも届けられます。

あなたの教室が、これから何かを始めたいと願う人にとって、
「人生を変える、最初の一歩」になることを、心から願っています。

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